住宅ローン減税とふるさと納税併用できる?

中西です。

 

日本FP協会(日本ファイナンシャルプランナーズ協会)

静岡支部で開催されたイベントの無料相談会で

「住宅ローン減税とふるさと納税は併用できますか?」という

ご質問を頂きましたのでシェアしたいと思います。

 

 

住宅ローン減税とは、住宅ローンを利用する方が受けられる減税制度です。

今年度の概要は弊社HPの下記よりご覧ください↓

http://s01061774000007.c26.hpms1.jp/hojokin

 

あくまで減税制度ですので、自分が納税する税金以上は減税されません。

 

どこを見たらいいでしょうか?

 

会社員の方は年末に会社からもらう「給与所得の源泉徴収票」で

一番右側に記載されている、「源泉徴収税額」で確認できます。

0022006-151_011024_1

まず、上記の所得税から引かれて、それでも足りない(利用できる枠がまだある)場合は、

住民税から9万7,500円までが控除の対象となります。

 

また、住宅ローンの年末残高の0.7%を利用することができます(住宅の要件は上記HPで確認ください)。

 

例えば、4000万円のローンを借りて、年末に銀行から送られてきた

年末残高証明書の金額が3900万円だった場合、

3900万円×0.7%=273,000円の控除を最大で利用できます

 

①源泉徴収税額が、273,000円か超えている場合は所得税が273,000円戻ってきて完了です。

②源泉徴収税額が、150,000円の場合は、まず、150,000円が戻り、住民税より97,500円の

計247,500円、控除を利用できます。

 

 

 

 

 

基本的には住宅ローン減税は所得税より控除、

ふるさと納税は住民税より控除(細かい条件は省略します)

されるため、併用は可能です。

 

特に、ふるさと納税でワンストップ特例で確定申告をしない場合は、

全額住民税から控除されるため、所得税の影響はありません。

 

 

ただ、注意したいのは、

①住宅ローン控除申告の最初の年

②その他医療費控除など何らかの理由で確定申告をする場合

確定申告をしないといけない場合はふるさと納税による影響が

所得税にもでてきますので、注意が必要です。

 

詳しく計算したい方は、下記のサイトが細かく計算できておすすめです↓

 

ふるさと納税ガイド

https://furu-sato.com/simulation

 

詳細計算がおすすめです。

ideco(イデコ)や企業年金などを利用する方は、

その分所得の控除がありますので、きちんと入れていないと、

余分に寄付をしてしまうことになります。

 

ふるさと納税の金額は実際の価格30%程度と決まっています。

※実際3,000円のものの場合、10,000円の寄付金額

実際の2倍以上高い金額ですので、限度を超えてしまわないよう注意してください。

 

 

idecoイデコや企業年金は所得が控除されるため、

住宅ローン減税の方にも影響があります。

 

毎年idecoイデコや企業年金を利用してきて金額が把握できている場合は

要領が分かっているので問題は少ないですが、

住宅ローンを利用するタイミングでidecoイデコを始める場合は、

住宅ローン控除限度額にも注意してください。

 

 

 

 

 

 

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0545-34-1409

 

 

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