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wallstat巨大地震シミュレーション

このところ、毎日PCとにらめっこが続いているので、

目・肩・肩甲骨のこりや疲れを何とかとろうとストレッチをなるべく毎日やろうとしていますが

ストレッチですら学生時代と同じ勢いでやると体をいためてしまいそうになります(+o+)




ストレッチですら最初は加減が必要になった中西です




元々目は良いと思うのですが、長時間のモニターに耐えられないようです。


それに比べ、弊社の一級建築士さんで70代の松崎さんは、ほとんどの仕事がPC作業で

ずっとモニターを見ているにも関わらず、全く平気そう・・・。


どうなっとるんや~!!





さて、ここのところのパソコンの仕事内容を紹介いたします。




弊社ではお施主様に最初のお見積りを提出する際には、

ある程度の会話を重ねてそのまま建てられるような間取りを作り、

その間取りのお見積りをしっかりとするのですが、見積以外にも同時に行うことがあります。



僕が手書きで間取りを初めて作っていく段階でもう構造計算(許容応力度計算)で

問題なく構造が組めるように間取り自体は作るのですが、

その間取りで作った家が、東日本大震災や阪神淡路大震災などの過去の大きい地震で倒壊しないかどうかを

wallstat(ウォールスタット)というものでシミュレーションいたします。


上記の写真がwallstat(ウォールスタット)の計算途中の写真です


wallstatシミュレーション
https://www.coei.jp/house/wallstat

耐震シミュレーション

 

木造における耐震性能の基準の最高は耐震等級3で、

①性能表示制度の耐震等級3、②許容応力度計算計算による耐震等級3と2種類あり、

よりハードルが高い②の許容応力度計算による耐震等級3を取得出来ればかなり安心です。

※現状では木造3階建てを建てる際に②の計算が必要ですが、2階建て以下は必須ではありません。



許容応力度計算だけでも良いのですが、中規模な地震の1回(一瞬)だけの揺れに対して耐えられるか?という

許容応力度計算に比べて、wallstat(ウォールスタット)は実際の地震波を気象庁などから取り込み、

グラグラする揺れがつづく、一連(一度)の地震で建物が倒れないかを検証することが可能です。



wallstat(ウォールスタット)は許容応力度計算と相関性もあるので、参考にもなりますし、

その建物のバランスの悪さや、弱くて一番ダメージを受けやすい部分が分かるので、

補強したいときは早期でお施主様と会話して対策していくことが可能です。



自身を受ける耐力壁が破壊されると、赤色になります↓




黄色→オレンジ→赤の順番に色が変わっていきますが、

数十回色々ためしてみて改善しているので、赤い部分はこの写真ではありません。

ちなみに、この地震は阪神淡路大震災の地震波で検証しております。




阪神淡路大震災などの地震を構造だけで耐えるように検証するのは過剰設計だとおっしゃる方もいると思いますが、

僕が自分の家をもう一度建てるのであれば、家族の命のために、同じように家づくりを行います。

ちなみに、建築基準法の計算では、巨大地震の想定はありません。


では、何故?大きい地震で全棟倒壊しないのか?

それは、構造以外にも家には外壁材や石膏ボードなどが色々貼られており、

構造以外でも耐震に寄与している部分があって耐えていることが考えられます。




大開口などを希望される方は、南面などの窓ガラスが多くなる分、

耐力壁を入れられる場所が少なくなります。

そうなると、耐力壁をより強くする方法がありますが、

壁を強くする=大きな負荷や、引抜の力が発生するため、より設計に注意が必要です。


出来れば耐力壁は強くないもの(倍率の低いもの)を沢山(バランスよく)入れた方が安全度が高いです。





家の耐震性は家づくりの基本となります。

断熱性・気密性・耐久性全てバランスよい性能は大切で、必須ですが

まず第一に家族を守る家づくりを大切に色々と取り組んでおります













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富士市で「高気密・高断熱・高耐震」注文住宅を設計・施工する工務店

 

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