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夏の日差し対策は必要?

中西です

 

進行中の現場の様子です。

ちょうどお昼に撮影しました。

 

日当たりにご注目下さい。

DSC_5891

 

夏の暑いお昼に2階のベランダが庇として利用出来、完璧でしょう!

と言いたいところですが、このあと午後になると掃き出しに日があたる時間帯が発生します。

 

夏至の6月20日前後が一番太陽高度は高いのですが、暑いのは8月です。

もっと、庇を出せばいいのでは?となりますが、

庇や軒だけで全ての日差しをカットしようとすると、相当の長さが必要で、

そうすると、逆に冬や春の日差しが少なくなり、

無料で手に入る太陽のエネルギー量が減ってしまいます。

※東西北の窓は庇や軒があっても周囲に建物がない限り日が入ります。

 

これから秋までの時期の日差しはない方が良いのですが、

反対に冬あけから春の日差しは欲しいですよね。

 

では、どうしたら?

 

対策としては、すだれやアウターシェード、レースカーテン、ブラインド、電動ルーバーシャッター・・・

など垂直方向に日差しをカットする方法が沢山あります。

それぞれ日差しをカットできる割合や手間、金額が異なり、検討が必要です。

 

日差しのシミュレーションも間取りの段階で見ていただき、会話します。

下記は上記の写真と同じ日・同時間帯の太陽光シミュレーションです。

影の位置が大体同じくらいになっています。

 

 

20220822a

 

では、そもそも日差しをカットしないといけないのでしょうか?

 

断熱性能を高くすると、太陽光を遮断せず&窓も開けない状態の場合、

断熱性能が高い分、熱が逃げにくくなり、

断熱性能が低い家より冷房費用がかかるようになります。

言い換えると、太陽光を上手に利用(遮蔽と取得)して、通風(窓をあける)を利用すると、

断熱性能が高い家の方が必要な冷房エネルギーは少なくなります。

 

この対策をしないと、ランニングコストが高くなる、または、

必要な太陽光パネルの容量が増える結果となります。

 

 

 

 

自然のエネルギーをなるべく上手に利用することで、

イニシャルコストやランニングコストを抑えることができます。

 

又、寒い季節は太陽光がポカポカと気持ちよく、春秋は気持ちの良い風が入る、

そんな四季を感じられる家になります。

 

環境によってはあまり窓を開けられないケースもあるかと思いますが、

それでも冬は日差しを取り入れ、夏は遮る検討をされると良いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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