2020/03/14
中西です
先日、富士市にて完成間近の新築の現場にて、気密試験を行いました★
弊社では公平に、第三者による気密試験を全棟行っております。
↑写真に写っている機械で空気をはきだし、どれくらい家が
密閉されているかを測定します。
高気密と言っても、換気扇や、外気を取り込む給気口をふさいで測定しますので、
普段生活しているときは(換気扇や給気口の)穴が常時あいています。
高気密の住宅は、その給気口と換気扇以外のムダな穴をなるべく減らして、
計画通り空気が流れる状態を作りたい。ということです。
ですので、高気密住宅は全く息苦しくありませんのでご安心下さい。
そして、測定結果は↓
C値0.6でした。
C値はすき間の大きさで小さいほどすき間がない住宅となります。
以前設定されていた、省エネ基準で、
静岡県=C値 5
北海道=C値 2
マンション=C値 1
マンションは鉄筋コンクリート造なので気密性能が高いです。
最初測定を開始した際に、C値は0.8だったのですが、うっかり窓が少しあいておりました。
そこからすごい音がしていてすぐに気づきました。
断熱施工の工法によって気密がとりやすい、とりにくいがあります。
弊社は長期的に見た住宅の健康という観点から気密がとりにくいほうの施工を
しておりますが、それでもマンションの1を(十分に)下回っている
良い結果となりました。
いつも現場で協力頂いている大工さん、電気屋さん、水道屋さん、ガス屋さん
そして、現場監督の部長、ありがとうございます!
この中で一つでも欠けると気密性能が保たれません。
次回もよろしくお願いいたします。
気密性を高めると、他にも良いことがたくさんあります。
例えば、
・天井と床の温度差が少なくなって快適になる
・壁の中の通気が減り、壁体内の結露(カビや腐り)のリスクが少なくなる。
・計画換気が計画通りになり、きれいな空気を保ちやすくなる。(上記で記載しました)
など。
デメリットは、何も気にしていない家よりは、
施工に手間暇、コストがかかるくらいです。
それでも家本体や住んで頂くご家族の健康に貢献してくれるので、
高気密、高断熱は必須と考えます。
※とくに断熱性能が高くなっている昨今の家は壁体内の温度差が大きくなるので気密が必須です。
「地震に強い家専門店」と日頃より掲載をしておりますが、
地震に強い家は建てた直後の強さだけでなく、
雨漏りや、壁体内の結露で構造材が腐朽することなく健全な状態が続くことで
長期に渡り本当に地震に強い家が保たれます。
では、
-地震に強い家専門店-
富士市比奈で「地震に強い」注文住宅を設計・施工する工務店
広栄住宅一級建築士事務所
静岡県富士市比奈493-1
0545-34-1409
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