2019/08/10
中西です。
先日、まもなく工事がスタートする物件にて
申請していたBELS(ベルス)の評価書が届きました。
UA値0.48と断熱性も◎、自然の風を取り込んだり、
太陽の光を冬は取り入れて、夏はさえぎるパッシブデザイン仕様で
もちろんベルスの評価も★★★★★星5つ、ゼロエネルギー住宅クリアのZEHマークがついています。
※BELS(ベルス)とは?
建築物省エネルギー性能表示制度のことで、新築・既存の建築物において、
省エネ性能を第三者評価機関が評価し認定する制度です。
平成28年4月より、対象範囲が住宅に拡充されると共に、
建築物省エネ法第7条に基づく建築物の省エネ性能表示のガイドラインにおける
第三者認証の1つとして運用が開始されました。
今回は、太陽光パネルを搭載して、
ZEHの補助金70万円を申請します。
太陽光がエコかどうかは様々な意見があるようですが、
損得の会話からすると、買取価格の下がった今、
補助金なしでは儲けを早期に沢山だすのはむずかしいです。
例えば、
「設置費用」
太陽光パネルのために5kwで約150万円とします。
※太陽光発電システム設置費用は1kwあたり30万円ちょいとかかれているケースが多い
国内メーカーであればもう少しかかる場合もあるとおもいます。
「発電量」
富士市付近でシミュレーションをすると1kwあたり年間1,100kwくらい発電
5×1100=年間5,500kw
そのうち、売電を70%、自己消費を30%とすると、
◆売電5,500×0.7×買取24円=92,400円
◆売電5,500×0.3×削減電気料多く見て30円=49,500円
1年間あたり、141,900円の利益で買取期間10年だと1,419,000円
買取期間が終わる10年では回収できていません。
さらに、150万円が住宅ローンに加わっていると、
150万円の35年間、1%の利息は、278,399円で見えない所でコストがかかっています。
太陽光のメンテナンス費用(パワコン交換費用など)も必要になってきます。
10年後はおそらく自分で使うだけになる可能性が高そうなので、
原価を払い終わった後は、自己消費分が利益になります。
蓄電池がさらにに良くなっていれば(さらにそこで蓄電池費用はかかりますが)夜間も利用出来そうです。
20年、30年の長期で見ると、何も不具合がなければ損する事はなく、
そこそこの利益が見えてきます。
売電価格が下がった今、太陽光発電は沢山のせるではなく、自己消費分がまかなえる
ぶんだけのせるに変わってきています。
10年後買取が終了した場合に自分たちで使う分だけの
太陽光パネルの量を考えることも必要ですし、
その前に家の断熱性能を上げることは必要ないのか?
気密性能は確保されているか?
太陽の光を十分取り入れられる設計が出来ているのか?
限られた予算の中で今何を優先すべきか?
などを検討して採用するかどうかを判断することが大切です。
では
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